軍曹たち
| ジブチで軍曹たちは 気取って歩く、上機嫌だ 今日は土曜日、給料日だ 首は柱みたいに太く 頭は小さく足はでかい 耳は真っ赤に染まっている | ジブチで軍曹たちは 羽目を外しに走って行く パリ通りの売春宿へ 女たちが待っている、待ち構えている 金の分だけのものはある 月曜まで夢を見られるだけの | ジブチで軍曹たちは 何もないところから出て、兵卒から上がってきた 人生を退屈とは思わない ここでは彼らは王様なのだから だが時には 頭が少し空っぽに感じることもある |
| きっとここの暑さのせいだ 正午には軽く五十度はある 頭の回転には向かない 物を考えるときは、健康のためだ ここではすぐにできる 陰茎にひどいできものができるのは | ジブチでは物乞いだ 目もなければ歯もない 時には脚が一本ない者もいる きっとそうだ、と軍曹たちは思う そしてこの物乞いたちを養っているのは やはりフランスの金だ | ジブチで、夜になると 希望なき者たちの待ち合わせの場所 境界線の上で 善良なフランス人が眠る時刻に 監視塔の上に陣取って 軍曹たちは撃ちまくる |