アーティファクトの物語

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デービッド・エリスワース元米国防長官と私自身は、動画のズームによる加速効果で誤解を受けていた。

2010年12月8日

ローカル放送局KCBSが数秒間の動画を放送し、空を上昇する物体とその尾を映した。この物体の見かけ上の「加速」は、ミサイルの発射を連想させた。エリスワース氏も私もそのように結論付けた。

「Contrail Science」という偽情報解説サイトに掲載された資料:

http://contrailscience.com

その資料は次のアドレスに掲載されている:

http://contrailscience.com/los-angeles-missile-contrail-explained-in-pictures

この資料を参照する前、KCBSが放送した動画を再確認した。その動画によりエリスワース氏と私自身は、映像がミサイルの発射を示していると結論付けた。友人のシャルペティエも同様の結論に至った。我々は数秒間の映像を目にし、それが火薬で上昇するミサイルのように見えるものを確認した。

この数秒間の映像では何が見えるのか。まず最初にズームが行われている。シーンを想像してみよう。カメラマンは捜索中のヘリコプターに乗り、何らかの映像を撮影しようとしている。太陽は沈んでおり、遠くの雲や高度の高い雲(巻雲)を照らしている。ヘリコプターの上には層積雲があり、これは地上から600〜1300メートルの低高度に存在する。その日は1000メートルの高度に層積雲があり(ページ下部の気象データ分析を参照)、ヘリコプターは低い高度を飛行しており、地上のシーンを探していた。おそらく300メートルの高度で、層積雲の下を飛行していた。その層積雲はすでに影の範囲内にあり、それが次の映像のようになる:

次の図は、なぜ光学的に「上に見える」雲が実際には非常に暗いのかを説明している。

カメラマンはこのような画像を捉え、その物体に注目する。

すぐに彼は、誰もがするであろうことをする。ズームをかけてその物体を大きくする。その結果がこの動画である。

KCBSが放送した動画

視聴者(エリスワース氏、私、またはあなた)は、画像に見える巻雲の層を基準にしている。ズームにより画像が急激に拡大される。視覚的錯覚により、物体が「加速している」ように見えるが、実際はそうではない。この物体は空を静かに移動しており、商用飛行機と同じような速度である。しかしズームにより、この速度の錯覚が生じ、私たちは皆この錯覚に陥った(これは確かに信じがたいことだ)。

ズームによる視覚的錯覚。ガスの尾が画面を埋め尽くし、長く伸びているように見える。物体は加速し、空を飛び上がっているように見える。

ズーム終了。カメラマンはその物体を正面で撮影し続ける。

ズーム終了。カメラの角度の移動は止まるが、カメラマン(および視聴者)は、レンズが「ミサイルを追いかける」ように感じている。

この錯覚は完璧である。おそらくこの効果の最初の犠牲者はカメラマン自身だった。テレビ局はミサイルの発射よりも上空からのニュース映像に慣れている。彼らはスクープを掴んだと信じ、その画像を何度も再生し、「これはミサイルだ」と言い張った。しかし、専門家の意見が必要だった。エリスワース氏は元国防長官である。彼を訪ねる人が殺到した。彼は数秒間の映像を見て、同じ結論に至った。さらに、この一連の偶然の中で、太陽の光が飛行機の外装に反射し、噴射口の光の錯覚を生み出していたという事実も追加される。

この映像はその日のスクープとなった。他の放送局が高額で購入し、視聴率は急騰した。インターネットは大騒ぎとなった。軍隊は完全に混乱した。

多くの人々がこの錯覚に陥り、私たちはその中の一人だった。アメリカの科学者ミチオ・カクも同様に、その後、動画ではなく、別の放送局が撮影した1秒間の映像を画像ごとに分析し、その物体の速度が見かけほどではないことを確認した。

この噂が最高潮に達する中、エリスワース氏や私とは異なり、他のテレビ局が撮影した別の映像にアクセスできた人々がいた。彼らは別の場所で撮影しており、KCBSのヘリコプターが海岸に近かったのに対し、彼らはより遠くから撮影しており、高度も高かったため、層積雲がほぼ彼らの高さにまで迫っていた。あるいは、少なくとも画像上では十分に高い位置にあり、その雲が謎の尾を隠していた。

翻訳:

ヘリコプターは数分間、撮影を続けた。物体はほとんど動いていない(ミサイルがそうするのとは異なる)。

ヘリコプター? それは別の放送局のものだ! 前景の雲はKCBSが撮影した尾と全く関係がない。カメラマンはズームしていない。したがって、「加速効果」は消え、エリスワース氏、ミチオ・カク氏、私自身を誤導したこの効果は存在しなくなった。別の参照系では、物体は動いていない、または非常にわずかにしか動いていない。したがって、これは完全にミサイルには見えない。ミサイルはこのような状態で空を長時間浮遊することはない。もしエリスワース氏がこの画像を見て、他の画像を見ていなかったなら、彼が述べた結論はなかったであろう。ミサイルの発射は確かにこのような映像に似ている。一部のミサイルは直進するが、潜水艦から発射されるミサイルは、適切な飛行経路を取るまで少し揺れながら飛ぶ。宇宙船のように、曲線を描く。大陸間弾道ミサイルは、飛行の初期段階でできるだけ早く水平方向の速度を獲得しようとする。宇宙船の離陸シーンを見れば、それもすぐに横に傾くのがわかる。KCBSが放送した映像でも同様のことが起きていたが、これは別の視覚的効果によるものだった。結局、いくつかの効果が重なってこの錯覚を生み出した。

ミサイルの発射は非常に迅速に行われる。空に静止している物体は、大陸間弾道ミサイルの発射とはとても関係がない。

この動画の続き:

翻訳:

その後、彼らは物体が尾を残し、古い尾の上に暗い斑点として現れ、風によって広がっていることに気づいた。

カメラマンはズームをし、空に静止している不思議なミサイルの画像を捉えた。その下には小さな尾がある。

翻訳:

彼らはその暗い斑点にズームし、これは高度飛行中の飛行機が残す凝縮尾のように見えること、そしてすべてが遠く、まだはっきりと飛行機が識別できないほど遠くにあることを確認できる。

大陸間弾道ミサイルがエンジンを切って空に浮遊している? ありえない。しかしエリスワース氏は…